ホーム > 招へい外国人研究員長期研究 徳島大学 2012年10月~2015年9月

招へい外国人研究員長期研究 徳島大学 2012年10月~2015年9月

本プロジェクトのカウンターパート機関の一つであるタイビン医科大学から、1名の微生物学者が徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 予防環境栄養学分野で博士課程に在籍しています。

Mr. Phan Ngoc Quangに研究の様子をインタビューしました。

Q1 日本ではどのような日常生活を送っていますか?

A1 日本では、大学に9時か9時半頃着き、帰宅は9時か10時です。朝食と夕食は自分の部屋で(自炊してます)、昼食は大学の学食で食べてます。

Q2 研究のゴールは?研究室で、主にどのような事をしていますか?

A2 研究テーマは、DNA結合タンパク質HUの機能および腸炎ビブリオにおける病原性の解析です。また、病原菌に病原性に対する新しい調節方法を試みています。日課は、細菌の実験です、培地の作成、対象遺伝子のPCR法による増幅やクローンを作っています。腸炎ビブリオ細菌の変種菌株を作成したり、DNA結合タンパク質HUの病原性の発現機構に関して解析をしています。

Q3 博士課程が終わりベトナムのタイビン医科大学へ戻ったら、どのようなことがしたいですか?

A3  博士修了後、タイビン医科大学に戻り、できれば大学とJICAの架け橋になれたらと思っています。

  

担当教官:徳島大学 高橋章教授から一言(Quangさんの研究姿勢についてなど)

Quang君は2012年10月に来日して約1年が経過しました。研究に対する姿勢は真摯で貪欲に知識を吸収し経験を高めています。また大学内外の行事にも積極的に参加し、日本の生活習慣や文化に順応しつつあります。他の学生たちの輪の中に積極的に加わり、“留学生”の立場から“仲間”に変わりつつあります。研究能力と温かい人間性をさらに磨き、将来日本とベトナムをつなぐ教育・研究者に育ってくれることを期待しています。