薬学WG 現地研修
2014年10月13日から、現地研修『食品中の残留アンピシリン検出法コースがハノイ国立栄養院(NIN)で開催されました。本研修の目的は、薬剤耐性菌のモニタリング・システムに応用する、プロジェクトが開発した残留抗菌性物質(アンピシリン)の検出手法を、国立栄養院(NIN)がニャチャンパスツール研究所(PINT)とホーチミン公衆衛生研究所(IHPH)の技術者に普及することです。現地研修は、内容面と予算面を含めNINが主催し、大阪大学から技術的助言を受けながら1週間かけて実施されます。
初日(10月13日)
主催のNIN Mai 副所長による開会挨拶。参加者と大阪大学への感謝、研修結果を期待しているとご挨拶いただきました。
大阪大学 原田講師の講義。プロジュエクトにおける薬学チームの意義、モニタリング・システムの目的をリマインド。
測定対象のアンピシリンの特徴を化学式上で解説する原田先生。
メイン講師であるNINのDr.Dungが高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を使ったアンピシリン検出方法を解説。研修コースの進め方や共通手法を実践して覚えるよう参加者に伝えました。
NINの新入職員の皆さん。若手技術者も検出プロトコルを学んでいます。
~午後から実験室へ移動し、いよいよ実習開始。初日は魚の検査です。~
PINTの薬学代表、Khanh研究員とVien研究員。
IPHから、Long研究員とTuan研究員。実験室に貼られた実験手順を確認しながら下準備中。
NINのThang研究員とDuc研究員。HPLCで解析する魚サンプルを調整中です。