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食品モニタリング活動

2014年6月、国立栄養院(NIN)がハノイ地区での食品中の薬剤耐性細菌モニタリング活動を開始しました。本活動は、ベトナム国内に薬剤耐性菌モニタリングシステムのモデルを構築するための活動であり、ハノイ、ニャチャン、ホーチミンを対象に定期的に食品流通フロー上から食品を採取し、ESBL産生大腸菌と残留抗生剤を検査しています。第一回目のハノイにおけるモニタリング活動に、日本側専門家が参加し、NINと検査手順の確認と、モニタリング用マニュアルの実用性を確認しました。また、同時期にニャチャンパスツール研究所(PINT)とホーチミン公衆衛生研究所(IPH)も同様のモニタリング活動を開始しました。3研究機関での検査結果はNINで集計されます。今回のモニタリング活動で明らかになったマニュアル等の問題点を検討し、随時改訂する予定です。なお、第2回目を9月、第3回目を11月に実施できるよう調整中です。

                                      

食品卸売市場を事前調査しマッピングするNIN職員          採取した食品から大腸菌を培養する様子