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プロジェクト終了時評価-第6回JCC-ハノイ

評価結果議事録の署名式

2016年8月26日、日越合同によるプロジェクト終了時評価結果に合意する合同調整委員会(JCC)がハノイ・国立栄養院で開催され、評価結果と提言について合意しました。終了時評価とは、プロジェクト期間終了の半年前を目処に行われ、プロジェクト目標の達成見込み、効率性や自立発展性等を中心に検証し、残りのプロジェクト実施期間の提言を相手国政府側とまとめる評価です。日本側はJICAとAMED、越側は保健省が合同評価者となりました。プロジェクトは良好な評価結果を得ており、日越共同研究を通じて越側研究機関の能力が強化されていること、累計18報(内8報が越側筆頭著者)の科学論文が国際誌に掲載されたこと、プロジェクト目標とベトナム政府のAMR対策国家計画が合致しており、妥当性、有効性、効率性、持続性ともに高いことが認められました。また、今後、正のインパクトを与える期待要素として、公衆衛生的な介入モデル、薬剤耐性菌のマウスモデル、日越の研究ネットワークなどが評価されました。一方、残り期間の課題として、AMRに取り組む関係機関の施策に役立つようプロジェクト包括報告書を迅速に取りまとめ、保健省や農業農村開発省と協議を重ねること、同じく関係省庁と協議し多剤耐性菌・残留抗菌薬のモニタリングモデルを施策に反映させること、実現可能で適切なコミュニティへの公衆衛生介入モデルを完成すること、などの提言を評価団から受けました。

プロジェクト・ダイレクター NIN所長の開会挨拶

プロジェクト・マネージャーによるプロジェクト成果包括発表。

JICA評価団から評価5項目の説明。

AMED団員が科学的観点から評価コメント。

JICA評価団長による結果サマリー。