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ベトナムに於ける薬剤耐性-サイエンティフィック・ミーティング-ハノイ

2016年8月25日、ハノイ・国立栄養院において第5回サイエンティフィック・ミーティング『ベトナムに於ける薬剤耐性(AMR)』が開催されました。本ミーティングの目的は、これまでプロジェクトの研究成果を分野別に発表し、関係する機関と共有・意見交換することです。プロジェクトメンバーの他、ベトナム農業・農村開発省の研究機関(農林水産品質管理局、国立畜産研究所)、国際連合食糧農業機関(FAO)、オックスフォード大臨床研究ユニット(OUCRU)、長崎大など合計49名が本会議に参加しました。

【左】AMED渡邉先生による基調講演、最新のAMR事情、日本でのモニタリングシステム事例紹介を交えつつ、AMRはベトナムや日本だけでなく、グローバルな課題であることを強調。

【右】微生物学(人分野)チームの発表。健常人や尿路感染症患者から入手したESBL産生菌の分布状況、遺伝子型特徴を発表。

【左】微生物学食品チームの発表。食品流通フロー上の食品から分離したESBL産生菌について発表。

【右】薬学チームが食品中の残留抗菌性物質について発表。

【左】人類学チームは村落で展開した薬剤耐性菌の蔓延を抑制する公衆衛生的な介入モデルを発表。

【右】食品中のESBL産生大腸菌と残留抗菌性物質モニタリングモデルの発表。

関係研究機関との活発な意見交換。保健セクターだけでなく農業セクターとの情報共有の必要性が強調されました。