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第5回合同調整委員会 於 ハノイ

2016年5月31日、本プロジェクト合同調整委員会(以下JCC)がハノイ国立栄養院(以下NIN)で開催されました。JCCには、JICA、在越日本大使館、ベ国保健省(MOH)と農業農村開発省(MARD)、WHO、USAIDなど約40名のプロジェクト関係者が参加し、本プロジェクトの研究成果、MOHへの提言案について意見交換をしました。 本プロジェクトは薬剤耐性菌による感染症が広がらないことを目標に、研究成果の社会実装を目指しています。これまでの研究成果は、ベトナム国内で薬剤耐性菌がどれくらい蔓延し、どのように拡散しているのか、また、抗菌性物質がどれくらい食品に残留しているか等が含まれています。また、地域住民への手洗い奨励活動、抗菌性物質を濫用しないよう啓発する活動、薬剤耐性菌と残留抗菌性物質をモニタリングする対策モデルを開発・実施してきました。現在までに多くの研究成果が得られており、これを基に、薬剤耐性菌が社会に広がらないための対策についての提言をMOHへ提出するべく、まとめているところです。JCCでは、これまでの研究成果サマリーと、MOHの薬剤耐性菌対策国家計画2013-2020に貢献できるような提言案が発表されました。

■開会挨拶(NIN、JICAベトナム事務所)とプロジェクト包括報告書の発表(チーフアドバイザー)

■プロジェクトの研究成果と提言案について協議する様子。(左からWHO、MOH、MARD)

■プロジェクト包括報告書タスクフォースによる事前準備の様子。