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バビ・コミューンヘルスセンターへ活動報告

2015年9月1日、ハノイ国立栄養院(NIN)が、ハノイ市バビ郡のコミューンヘルスセンターを訪問し、これまで行ってきたコミューンでの調査結果を報告しました。NINが統計解析した、農村地域住民や環境中の薬剤耐性菌の状況、村民の衛生意識、抗生剤の使い方、村民の意識や態度を量的に示すKAP調査の結果をヘルスセンターへ報告しました。ヘルスセンター所長をはじめ、日頃から村民の健康教育を担うヘルスセンター職員、小中学校の教職員が報告会に参加しました。

微生物学WGがバビ地区での薬剤耐性菌の分布状況を報告 

また、NINは、今後どのように薬剤耐性菌の蔓延を抑制するか、具体的な介入計画について、ヘルスセンターと一緒に考えました。NINから、手洗いなど村民への衛生改善啓発活動、衛生教育、人と動物に使う抗生剤を処方箋に従い使うよう啓発する活動、など介入活動が提案され、ヘルスセンターを中心とした地域の協力を得ることとなりました。ヘルスセンターからは、バビ地域住民の健康を守る活動は非常に重要であるため、すぐに介入活動を開始して欲しいという要望がありました。プロジェクトは9月から介入活動を開始し、その効果を検証する予定です。

人類学WGが今後の介入計画を発表
ヘルスセンター職員と意見交換