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保健省主催・耐性菌対策ハイレベルミーティング

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2015年6月24日、べトナム保健省が『薬剤耐性菌と闘うためマルチステークホルダーが果たすべき覚書』の署名式をハノイで開催しました。この署名式には保健省大臣他、ベトナム国内の要人が参加し、保健省が2013年に決定した『薬剤耐性菌国家対策計画2013-2020』に応えるハイレベルミーティングとなりました。薬剤耐性菌の対策は、保健セクターだけでなく、農業や環境など他のセクターと取り組む必要があるため、ベトナム国の農業・農村開発省、商工省、環境省が覚書に署名しました。また、ベトナムに協力している国際機関も本覚書の証人として、JICA, WHO, FAO, USAID, Centers for Disease Control and Prevention (CDC), Oxford University Clinical Research Unit (OUCRU)が立ち会いました。覚書には、ベトナム各省庁が耐性菌対策に果たすべき行動と役割が明記されました。

  
保健省大臣と各省庁、国際機関が参加した署名式

    当プロジェクトのメンバーも、署名式の後に開催されたテクニカルセッション(フードチェインと環境における耐性菌グループ)に参加しました。プロジェクトが構築している耐性菌と残留抗菌性物質のフードモニタリング・モデルを紹介することができました。当プロジェクトが参加したテクニカルセッションの結果として、2つの取り組むべき優先課題を議長へ提案しました。 ひとつは、耐性菌に係る法的枠組みの整備、ふたつめは、体系的なデータベースを含むフードチェインに於ける国家耐性菌サーベイランスシステムの構築を提案しました。当プロジェクトは、引き続きベトナム国民の健康に資するために、本国家対策に貢献できる活動を続けることとなります。

プロジェクトが参加したテクニカルセッション

関連リンクと文書