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耐性菌モニタリングシステムに係るワークショップ開催 ハノイ

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2015年3月20日、プロジェクト主催のワークショップ『研究から政策へ 多剤耐性菌と抗生剤利用に係るワークショップ』がハノイで開催され、べトナム側保健省や農業・農村開発省関連研究機関など47名が参加しました。ワークショップの目的は、薬剤耐性菌モニタリングシステムにかかるセクター間連携ネットワークを構築すること、研究成果をどう政策化につなげるか意見交換をすることです。

本プロジェクトメンバーが、研究の背景について発表しつつ、これまでの研究成果、試行している耐性菌/残留抗生剤モニタリング・モデルの現状、日本での耐性菌モニタリング事例を紹介しました。ゲストからは、べ国農業省動物研究所が取り組んでいる耐性菌関連プロジェクトの紹介、国際機関であるFAOから研究から政策化へ向けたサジェッションもありました。プロジェクト以外の有識者との意見交換を通じ、①政策側に客観的なデータを示すフードモニタリング活動が重要であること、②民間セクターなど研究機関以外との意見交換と連携を促進し現実的な政策提言につなげること、③セクターを超えた連携・情報共有と調整を継続すること、④政策化の検討材料になるよう食品フローに沿った体系的な耐性菌リスク評価結果を提示すること、など多くの有益なコメントを得ることができました。

▲参加者集合写真
▲プロジェクトの研究成果ポスター展示会
▲山本チーフアドバイザーがプロジェクト概要を発表
▲NIN Huong研究員が微生物学WGが開発したマニュアル紹介
▲NIN Dung研究員が薬学WGの残留抗菌性物質解析マニュアル紹介
▲長谷先生が日本の耐性菌モニタリングシステムを事例紹介
▲FAO Dr. Scottのフードチェインに関するプレゼンテーション
▲べ国農業・農村開発省動物研究所によるプロジェクト紹介
▲NIN Mai副所長と山本チーフアドバイザーが議事進行