活動成果

2018.10.23

活動成果

【報告】岐阜薬科大学 学生自主学修薬局研修

日程:平成30年9月4日~5日
研修先:フローラ薬局
参加者:教員2名 学生2名

スケジュール:
●9月4日(火曜日)
13時~14時半頃まで 赤塚駅南口 レストランアオヤマ
フローラ薬局監修 薬膳30品目ヘルシーランチ(500kcal,塩分2g)(各自で支払)
14時40分フローラ薬局河和田店(水戸市河和田町5003-4)
14時50分頃~16時 ALS在宅患者訪問(NST管理栄養士・篠原先生)
16時~17時 フローら薬局の健康サポート薬局の取り組み 講義
17時~17時40分 フローラ薬局友部店(ドイツ型無菌調剤室完備)見学
17時40分~18時30分 フローラ薬局本店 ハーブ園見学
20時~21時 水戸プラザホテル 篠原先生講義「薬膳の効能について」
●9月5日(水曜日)
8時30分  ホテル出発 
9時~ 9時30分 フローラ薬局 本店ハーブ園でラベンダーの蒸留見学
10時~11時30分 フローラ薬局河和田店 店舗見学 在宅報告書見学
11時30分~12時30分 アロマスプレーづくり体験 
12時30分~13時30分 昼休憩など(各自にて)
13時30分~ ラカント低糖質シリーズ 新製品 試食会に体験 
15時頃  赤塚駅へ移動 帰路

感想:在宅患者(ALS)宅に薬剤師・栄養士と同行し、患者の家族と親しく談話しながら、栄養管理ならびに排便コントロールなどを中心とした処方提案を行っている姿を学生が見学することができたことは、非常に貴重な体験であったと思う。
フローラ薬局が健康サポート薬局として、化粧品、ハーブ、アロマなど、様々なアプローチで地域の健康に貢献していることを見学・体験することができた。学生にとって、フローラ薬局がまた、薬剤師の篠原先生が実在する健康サポート薬局のモデルとして、目標とすることができたことが大きな成果であった。

参加学生の感想

目的・・・超高齢化社会に向けて地域包括ケアシステムの中で活躍できる薬剤師教育は喫緊の課題である。このような状況の中で、いち早く、かかりつけ薬剤師・薬局として、在宅医療、地域住民の健康・福祉・医療に取り組んでいる、フローラ薬局を見学し、かかりつけ薬剤師業務を体験する。在宅医療を行うのに重要なことや地域住民の健康保持のために薬剤師が出来ることを学び、自分自身の進路や薬剤師として取り組みたいことの参考として今後に役立てることを目的として、参加した。

参加内容・・・ALSの患者さんをNSTの管理栄養士と篠原薬剤師、実習中の担当薬学生と訪問。在宅医療における服薬指導、栄養指導について学んだ。
・主婦を対象とした検体測定、ハーブやアロマを利用した健康講座、パッチテストによる化粧品の検査など、様々なアプローチで地域住民の方の健康の増進および啓発に努めていることを学んだ。
・無菌調剤室の見学をした。
・ハーブ園を見学し、ハーブの利用法、効能効果について学んだ。また、ラベンダーの蒸留体験や、禁煙・ストレス対策のアロマスプレー作りといった実際に行っている教室の内容を体験した。

感想・・・ALSの患者さん宅への訪問時に、患者さん家族と密にコミュニケーションをとり、患者さんがよりよく過ごせるよう主体的に処方提案を行っている姿を見ることが出来たことは貴重な経験であった。特に、患者さん家族のことを気遣ったり、介護で努力されていることを労わっているのが印象的で、在宅医療を行うには本人との関係のみならず、家族とどれだけ良い関係が築けるかということも重要だと改めて実感した。また、下剤と経腸栄養剤の変更で便性状が変わり、患者さんの負担も家族の負担も減ったことを伺い、栄養の重要性を感じ、薬剤師と栄養士が協働する利点を知ることが出来た。また、化粧品やハーブやアロマなど、様々なアプローチで地域の健康に貢献できることを学び、自分自身も今後、幅広く患者さんの支援が出来る薬剤師になりたいと思った。そのためには、今後ますます勉強し、努力し続けなければならないと痛感し、今後のモチベーションとなる良い経験だったと感じている。


目的・・・超高齢化社会に向けて地域包括ケアシステムの中で活躍できる薬剤師教育は喫緊の課題である。このような状況の中で、いち早く、かかりつけ薬剤師・薬局として、在宅医療、地域住民の健康・福祉・医療に取り組んでいる、フローラ薬局を見学し、かかりつけ薬剤師業務を体験する。
また、これからのかかりつけ薬局のあるべき姿を考えるきっかけとし、かかりつけ薬剤師として求められていること、学ぶことを目的とする

参加内容・・・・ALSの患者さんの在宅訪問見学
・健康サポート薬局の取り組みについての講義
・ドイツ型、無菌調剤室完備のフローラ薬局友部店見学
・フローラ薬局本店 ハーブ園見学
・ラベンダー蒸留見学
・アロマスプレーづくり体験
・ラカント低糖質シリーズ 新製品試食会

感想・・・今回の研修では特にかかりつけ薬局の機能の幅広さを感じました。在宅訪問の現場では、栄養士さんを同伴し、個々の能力を生かしながら、時間に無駄がない在宅訪問が実現されており、とても感動しました。また、篠原先生の話を伺って、薬剤師は「調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどる」という役割があり、医薬品の範囲以外にも幅広い範囲で活躍できるので、薬剤師として求められていること、必要なことを薬剤師自らが考え、まずはやってみることが重要であると感じました。篠原先生は、自らの薬剤師人生を通して、感じたことや反省を生かして、どのようなことが患者さんのためになるのかを考えて活躍していらっしゃっていて、私も将来薬剤師になって自身の経験の中から感じたことを生かして行動していける薬剤師になりたいと思いました。