活動成果

2018.09.18

活動成果

【報告】金沢大学「薬剤師による薬物治療の実践(褥瘡治療を例にして)」

日時:2018年9月9日(日)
場所:金沢大学 角間キャンパス
参加者:金沢大学4年生26名 教員2名 石川県薬剤師6名

概要:褥瘡医療は多職種連携が必要な領域であり、薬剤師の薬物治療支援が役立つ分野で、薬剤師はチーム医療において、患者の病態に応じた効果的な薬物療法の実践が求められている。しかし、褥瘡治療に関わっている薬剤師は少ない。さて、古田による褥瘡の薬物治療(FURUTA METHOD)の導入により薬剤師の褥瘡治療への参画は褥瘡治癒期間を短縮し,医療費削減へとつながることが報告されている。 褥瘡が発生する背景には,摩擦やずれ・湿潤などの局所の問題はもちろん,年齢,患者の低栄養・関節拘縮・病的骨突出などの全身状態,さらには介護の不足・体位変換や坐位保持の困難などの環境等、様々な要因が考えられる。 薬剤師は褥瘡の病態に応じた適切な治療薬や創傷被覆材を提案し、かつ様々な施設でのチーム医療に積極的関与が必須となる。今回、褥瘡薬物治療におけるFURUTA METHODの知識と実技の習得を目的に研修を実施した。

感想:保険薬剤師が在宅医療に携わるようになり、褥瘡の外用療法では薬剤師の介入することも必要になってきた。平成26年3月厚労省医政局課長通知「薬剤に関する実技指導の取り扱い」により薬剤師は外用薬の実技指導が認められ、外用薬を外用塗布、充填することは問題なく行えることとされた。薬剤師が在宅で褥瘡の介入する際には看護師や医師との連携は不可欠である。今回、病態理解と他職種との情報共有のための褥瘡の評価法と外用薬の使用について研修できた。

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