研究活動

2018.01.25

研究活動

【開催報告】医薬行政を体感する(厚生労働省訪問)

日程 :平成30年1月25,26日
研修先 :厚生労働省、AMED,PMDA
参加者 :金沢大学医薬保健学域薬学類 5年生 4名、 4年生 1名
報告者 :金沢大学 教授 荒井國三
概要  :
本事業の高度先導的薬剤師養成の使命として社会の変革を担う人材の育成の重大な責務を有している。また、医薬品開発を適切かつ効率的に進めるため,医薬品の規制について理解しておくことは重要であり,行政/規制当局のみならず製薬業界に対してもそのような理解のある人材を供給することも本事業の役割の1つと考える.今回、職業意識の啓発、キャリア形成の支援に資することとするとともに医療行政や医薬品開発の理解を深化させる目的で厚生労働省、AMDAおよびPMDAにおける研修を以下のようなスケジュールで実施した。

1/25(木)
・13:00~14:30 厚生労働省における薬系技官の業務 安川孝志氏
・14:30~16:00 創薬基盤推進研究事業およびCINについて 太田和氏
・16:00~17:30 最近の医薬品承認審査の動向 阿波圭介氏
・19:00~    懇親会
1/26(金)
・10:30~11:30 オールジャパンでの医薬品創出プロジェクト井上隆弘氏
・13:00~14:30 若手懇談会 
・15:30~17:00 PMDAの業務とMID-NETについて 冨田耕太郎氏

実施についての感想:
地方大学の学生にとって医療行政や医薬品開発の要の行政機関を訪問することは困難なことが多い。今回、厚生労働省の手厚いサポートとプログラムにより本プログラムが実施できた。研修後の、学生の厚生労働行政に対する意識の変化は目覚しく、医療行政を理解した創薬・育薬研究の発展と研究者の創出、患者中心の視点をもった薬剤師の養成に資する最新情報の提供及び使命感の涵養において、教育効果の高いプログラムであった。

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